HISTORY OF NSX

NSXの歴史

1990年2月 NSX発売開始
F1ドライバーだったアイルトン・セナも開発に加わり量産体制での提供では、初のアルミ製モノコックボディとVTEC V6DOHC・3Lのエンジンをミッドシップに積んだ世界に誇れる和製スーパーカーの誕生。ミッドシップならではの重量の問題を細部に至るまでオールアルミニウムにし、サスペンションにおいては4輪ダブルウイッシュボーンを採用する事によりでる重量化問題もアルミ製のインホイール型にする事により解消した。デザインも当時では、とても斬新なロー&ワイドで運転のしやすさも兼ね備えた設計になっていた。
1992年1月 差別化を図りたいオーナーの為にカスタムオーダープランを採用
現在、Uカー市場でもあまりお目にかかれないが、NSXオーナーになるだけでなく自分だけのクルマにする為にボディカラーから内装色・ホイールカラーなどをオーダーできる様になっていた。
1992年11月 レーシングカー仕様のタイプRを発表
3年間という期間限定で、NSXのレーシングカーとしてのチューニングモデルとして発売されたタイプR。オールアルミボディだけにとどまらず、更に数十項目にも及ぶ改良を加え120gの軽量化に成功し、エアコンもはずし、レカロ社製のバケットシート・MOMO製ステアリングなどを採用したレーシングモデル。
1993年2月 MT車にパワーステアリングを設定
安全性を高める為、元来4ATのみの設定だったパワステがMT車にも設定された。同時に今では当たり前になったが助手席用エアバックも両席シートベルトプリテンショナーと合わせてオプション設定された。
1994年5月 新しいデザインのアルミホイールオプション設定
フロント215/45ZR16・リヤ245/40ZR17のタイヤサイズを採用し新しいデザインのアルミホイールもオプション設定された。
1995年3月 タイプT(オープンモデル)の登場
開放感のある脱着式のオープントップモデルが、豪華装備で登場した。オプションだった軽量専用アルミと215/45ZR16・245/40ZR17、助手席エアバックも標準装備され更にFマチックの採用や新技術の電気信号を仕様したドライブバイワイヤーも装備された。
1997年2月 MT車3.2Lにパワーアップし新グレードタイプS/タイプS・Zeroの追加
MT車に3.2Lを搭載し、トルクアップの向上をおこなった。また、3.2L化に伴い6速MTも採用し更なる進化を遂げた。同時期に新しくタイプSのグレードも追加し豪華装備をそのままにスポーティさを出したい方は、タイプSをまた別にサーキット走行をメインに装備を簡素化したしたい人向けにタイプS・Zeroを選択出来るようにした。
1999年9月 環境問題にも対応しガソリンのクリーン化を実現
すべてのグレードにLEVエンジンを採用し、環境問題にも取り組みつつ性能を維持した。また、今では多く見られるようになったディスチャージのヘッドランプや軽量タイプのABSも採用した。
2001年12月 初の外観デザインを一新。
一番大きな変更点はやはりリトラクタブルヘッドランプをやめ、プロジェクタータイプディスチャージヘッドランプが採用されたことではないだろうか。ここは、かなり好き嫌いが出てしまう部分と考えられる。また、フロントバンパーの変更やリヤの下部にあるスカートも採用し今まで以上に空気抵抗を徹底的に追求したデザインとなっており、リヤの多重式コンビネーションランプなども採用れている。Uカー市場へのお目見えはまだ、時間がかかりそうだ。
2002年5月 待望のタイプRが7年ぶりにお目見え
デザインを一新して間もなく、NewデザインのタイプRが復活した。前モデルのタイプRのコンセプトをそのままに更に進化させたモデルとなっており、専用の3.2DOHC VTECLエンジンをはじめ、ボディカラーも先代同様チャンピオンシップホワイト(他8色)・レカロ社製のカーボンフルバケットシートを採用し、とても魅力あるモデルとなっている。